LPを制作することになったら、競合のLPを参考にして分析することをおすすめします。
もっとも参考になるLPは、自分の扱う商品と同じジャンルで、今売れているLPです。
しかし、売れているかどうかはパッと見るだけではわかりません。
現実的なラインとしては、今現在広告費をかけて運用されているLPを参考にすることです。
そこでおすすめなのがMeta広告ライブラリを使って、参考LPを探すという手法。
本記事では、Meta広告ライブラリの使い方から、参考にするべきポイントまでまとめました。
売れるLPを作りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Meta広告ライブラリについて
まずはMeta広告ライブラリの概要や、使い方をご紹介します。
Meta広告ライブラリとは?
Meta広告ライブラリは、FacebookやInstagramで出ている広告を誰でも閲覧できるツールです。
自社広告を出す際、競合がどんな広告を打ち出しているかチェックするのに役立ちます。
広告の内容や配信状況なども確認でき、より効果的な広告戦略を立てるための参考にできます。
初めてWeb広告を使うなら、事前にこのライブラリでリサーチし、成功事例を学ぶのがおすすめです。
Meta広告ライブラリでの参考LPの探し方
Meta広告ライブラリから参考LPを探す方法は、たったの3ステップです。
- STEP1広告ライブラリページにアクセス
Meta広告ライブラリにアクセスし、広告カテゴリで「すべての広告」を選択します。検索バーにキーワードを入力して、検索しましょう。
- STEP2広告が一覧で表示される
検索キーワードに関連する広告が一覧表示されます。あなたと同ジャンルのサービスを探してください。もしなければキーワードを変えて再検索しましょう。
- STEP3「詳細を見る」でLPが表示される
「広告の詳細を見る」をクリックすると、LPや詳細情報にアクセスできます。
Meta広告ライブラリを参考にするメリットと注意点
Meta広告ライブラリを活用する最大のメリットは、実際にお金をかけて運用されている広告を確認できる点です。
競合や他業界の事例をリアルタイムでチェックできるため、どのようなクリエイティブやメッセージが動いているのかを学べます。
しかし、広告を出しているからといって必ずしも売れているとは限らないと言う点に注意は必要です。
広告出稿が活発でも、商品の売上やブランドの成長に結びついていない場合もあります。
競合をチェックし、さらに売れるために工夫するという意味での参考だと考えましょう。
参考LPで見るべき3つのポイント
LPを参考にするときは、以下の3つを分析すると良いでしょう。
- オファー
- ボディコピー
- 顧客動線
それぞれ簡単に解説します。
オファー:何を提供し、何をいただくのか
参考LPを探す際、最初に注目すべきポイントはオファーです。
オファーとは「こうしてくれれば、これを提供します」という条件提示のことです。
例えば、メールアドレスを入力して講義動画を受け取る、資料を請求する、無料セミナーに参加するなどが典型的なオファーです。
たとえ無料セミナーであっても、魅力的でなければ参加してもらえません。
オファーはLPで最も重要な要素となります。
何も得られないのに行動するお客様はいません。お客様が得るものを明確に示す必要があるのです。
競合より強いオファーでお客様を惹きつけるために、リサーチも兼ねてチェックしておきましょう。
ボディコピー:安心感やワクワクの演出
多くのLPには、お客様に安心感を与えたり、ワクワクを感じてもらうためのボディコピーが書かれているはずです。
たとえば「お客様の声」は、安心感を与える要素のひとつです。
想像してみてください。レビューにちょうど自分と同じ悩みを抱えてた人がいて、商品によって悩みが解決していたとがわかれば、商品やサービスに申し込みしやすくなるはずです。
このように、それぞれのブロックがお客様にどういう気持ちになって欲しいのかそしてその順番がどのような感情の設計で置かれているのかといったことを参考にします。
あなたの商品やサービスに当てはめた場合、どのようにアプローチするかを分析すると良いでしょう。
顧客動線:ユーザーと競合の両方の視点
最後に、可能であればお客様の視点に立って、どのような行動を取るかを想像してみてください。
ユーザーの目線で見れば、FacebookやInstagramなどを利用している際に広告を見つけ、それに興味を持ってLPを開いていますよね。
お客様はなぜ広告が気になったのか、オファーは魅力的に感じるかなど、お客様の感情の変化を擬似体験できると、より効果的なLPを作成できるでしょう。
また、競合の視点に立ってみることも重要です。
あたりまえですが、LPで無料のプレゼントを提供するだけでは、広告費を回収できないため、その後の導線が設計されているはずです。
資料請求の後に営業電話をかける、無料セミナーの最後に商品紹介をするなど、LPから先のフォローアップも考えられています。
こうした流れを自社の集客にどう活かせるか、検討してみてください。
なぜ「おしゃれなLP」を参考にしないのか?
おしゃれなLPを参考にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、デザインだけに頼ることはお勧めできません。
デザインは確かに、興味を引いたり安心感を与える重要な要素の一つですが、それ自体が購入を決定づけるものではないからです。
ご自身の買い物体験を振り返ってみてください。おしゃれなLPを見ただけで、テキストを全く読まずに商品を購入することはまずないでしょう。
一方で、アマゾンのような質素なデザインでも、価格や到着予定日をテキストで比較し、購入したことがあるはずです。
つまり、最終的にお客様が行動する際には、デザインよりもコピーの内容が重要になります。
お客様が何を知れば行動するかは、悩みの深さやその緊急性、そして商品がどれだけ役立つかに大きく左右されます。
だからこそ、おしゃれさよりも、課題にどう役立つかを伝えるコピーの方が大事なのです。
Google検索でおしゃれなLPを探すことも一つの方法ですが、購入につながるLPのコピーにも重点を置いてみてください。
- QMeta広告ライブラリは無料で使えますか?
- A
はい、Meta広告ライブラリは誰でも無料で利用できます。Facebookアカウントを持っていなくてもアクセス可能です。
- QMeta広告ライブラリでは、どんな広告を見ることができますか?
- A
Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkに掲載されている広告を確認できます。画像や動画、テキストなどの広告クリエイティブだけでなく、広告の配信期間やターゲティング情報なども閲覧可能です。
- Q競合だけでなく、他の業界のLPも参考にしても良いですか?
- A
もちろんです。他の業界のLPを参考にすることで、新たな視点やアイデアを得られる可能性があります。特に、顧客獲得や成約率向上に成功している業界のLPは、参考になるポイントが多いでしょう。
- Q参考にしたLPのデザインをそのまま真似しても良いですか?
- A
デザインの著作権には注意が必要です。参考にすることは問題ありませんが、そのままコピーすることは避け、独自のLPを作成するようにしましょう。
- QLPの効果を上げるためには、他にどんなことをすれば良いですか?
- A
LPの効果を上げるためには、ターゲットとなる顧客層を明確化し、その顧客層に響くようなメッセージやデザインにすることが重要です。また、A/Bテストなどを実施し、改善を繰り返すことも効果的です。
- QGoogle広告やYahoo広告も同様のライブラリがありますか?
- A
Google広告には「広告ギャラリー」、Yahoo!広告には「広告サンプルギャラリー」といった、過去の広告事例を閲覧できるサービスがあります。ただし、Meta広告ライブラリのように詳細な情報を確認できるわけではありません。
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