Kindle出版の費用はいくら必要なんだろう?
出版の工程をすべて自分自身で対応するなら、費用は 0円だよ!
副業やビジネスの一環として注目されているKindle出版。
無料で出版可能と聞くと、嬉しいと同時に「なんで!?」という疑問も湧きますよね。
そこで本記事では、プロのゴーストライターが次の情報をまとめました。
本記事を読めば、自分でやるのと外注するのでは何が違うのかを知った上で、どうすべきか判断できるようになります。
あなたに一番適した出版方法で進めるため、ぜひ最後までご覧ください。
Kindle出版で費用が発生しない2つの理由
0円って聞くと、ウラがありそうだと感じてしまうんだよね…
自費出版が数百万円かかる分、高低差に耳がキーンってなるよね!
まずは、本を出すという偉業が無料でできる理由を2つ解説します。
- 紙媒体の本と違って人が関わらないから
- 販売手数料は売り上げから支払われるから
それぞれの詳細を確認していきましょう。
1. 紙媒体の本と違って関わる人数が少ないから
Kindle出版が無料でできる理由のひとつは、必要なものをぜんぶ自分で用意できる仕組みにあります。
本の原稿はもちろん、表紙やデータ変換、登録作業を自分自身でおこなうことで、最初から最後まで一人で完結することも可能です。
紙媒体の出版の場合はそうはいきません。原稿には編集者のチェックが入り、印刷のレイアウトを整え、印刷会社で紙やインクを使って製本されて、流通にも人が関わります。
関わる人数が増えれば増えるほど、費用は高額になるのは当然といえるでしょう。
紙の本は、すべての工程に人が関わるから、数十〜数百万円というコストがかかるんだね!
対してKindleなら、決められた形式やサイズに合わせて必要なものを用意すれば出版が可能。
費用を削りに削って、最終的には0円になります。
必要と感じるポイントだけ人に依頼できるので、予算やスキルに合わせて費用感を調整できる!
2. 販売手数料は売り上げから支払われるから
Kindle出版は無料でできますが、Amazonはボランティアというわけではありません。
あなたの本がKindleストアで売れた時、本の売り上げから手数料が引かれます。
具体的には、本の売り上げに対して 70% か 35% があなたのロイヤリティ(印税)となり、残りがAmazonの手数料です。
たとえば、あなたの書籍が1,000円で販売されていてロイヤリティが70%の場合、700円があなたの報酬となり、引かれた300円が手数料となります。
売れて初めて手数料が発生するので、出版までに費用が発生することはありません!
ロイヤリティの設定は70%と35%の2種類があるため、手数料も売り上げの 30% か65% の2種類があり、出版されている本の設定により手数料が変動する仕様です。
ロイヤリティの決まり方については、関連記事『【最大70%】Kindle出版の印税はどう決まる?〇〇に登録すれば売れなくても利益発生!』にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Kindle出版で外注費用をかけるか迷う5つの要素
無料でできるのがKindle出版の魅力ではありますが、苦手なことまで自分でやるより、ある程度は人の手を借りる方が進めやすいでしょう。
「デザインのセンスがないから、表紙は人に頼もうかなぁ…」
「パソコンが苦手ならデータ変換を外注するとか、時間がない人はライターに執筆を依頼するのもアリだよね」
ここでは、費用をかけると解決しやすい5つの要素を解説します。
【外注おすすめ度:★★☆☆☆】原稿執筆
【外注おすすめ度:★★☆☆☆】校正・校閲
【外注おすすめ度:★★★★★】表紙
【外注おすすめ度:★★★★★】データ変換
【外注おすすめ度:★☆☆☆☆】KDP登録
それぞれ、おおよその費用まで確認しておきましょう。
【外注おすすめ度:★★☆☆☆】原稿執筆
相場感:100,000円前後
本の原稿は、必ずしも自分で書く必要はありません。
ライターや編集者に依頼すれば、Kindle出版の形式に合った原稿を用意してもらえます。
たとえば、下記3つはそれぞれ違ったパターンの外注方法です。
- これまで書いたブログを編集してもらう
- 対談やセミナーの動画を文章にしてもらう
- インタビューして1から原稿を書いてもらう
著者に代わってゴーストライターが原稿をかきあげるのは、紙媒体の本でもよくあります。
紙の本の場合、8万文字程度の原稿で50万円位の報酬を支払うのが相場です。
電子書籍は2万文字程度のボリュームが多いので、単純計算すると10万円前後が相場といったところでしょうか。
執筆を格安で引き受けている人を見かけたこともありますが、そのクオリティがどの程度のものか、事前に確認しておきたいところです。
小説や専門書は自分で書かなければいけないので、おすすめ度は★2つと少なめです!
著者の感性で書かなければいけない小説や、医学などの専門知識を扱う書籍は外注できない可能性もあるので注意しましょう。
忙しくて原稿を書く時間が取れない、プロの力で読まれる原稿に仕上げて欲しい、などの事情があれば、原稿の外注は有効な手段です。
【外注おすすめ度:★★★☆☆】校正・校閲
相場感:数千円 〜 20,000円 前後
出版した本に誤字や脱字などのミスがあると、恥ずかしいですよね。
事実と異なる情報を載せてしまったら、どんなにいい内容でもウソの情報になってしまいます。
文章としてのミスや事実確認をしっかり行い、信頼できる本に仕上げるなら、校正や校閲を外注するのも手段のひとつです。
クラウドワークスやランサーズなどクラウドソーシングを使えば、小説や一般向け文章の構成を請け負うサービスが探しやすいです。
誤字脱字のチェックにお金をかけたくないなぁ
無料でできる対策としては、Microsoft Word の校閲機能が超優秀だよ
校正・校閲は大事な作業ですが、なるべく費用を抑えたい方は自身でのチェックを強化するのも良いでしょう。
【外注おすすめ度:★★★★★】表紙
相場感:10,000 〜 20,000円前後
Kindle出版において、表紙はかなり重要です。本を購入するかどうかの判断材料は、99% 表紙に依存しています。
書店での購入と違い、パラパラ中身を見ることができないからです!
明らかに素人が作っている表紙では、ダウンロードしてもらえません。
よっぽどデザインに自信がある人以外は、表紙だけでも外注することをおすすめします。
できるだけ費用を抑えたいんだけど、なんとかできないかな?
それなら Canva のテンプレートを使って表紙を作るとイケてる表紙が作りやすいよ
表紙のデザインに挑戦してみたい方には、デザインテンプレートが豊富な Canva をおすすめしています。
せっかくだから表紙も自作で作ってみたいという方は、ぜひ挑戦してみてください!
【外注おすすめ度:★★★★★】データ変換
相場感:数千円
書き上がった原稿をKindleに入稿するには、データ変換を行います。
データ変換とは、テキスト原稿や挿絵を、Kindleで出版できる形式に変換する作業のことです。
Kindle出版に対応しているファイル形式は以下の3つ。
- DOC/DOCX
- EPUB
- MOBI
上記3つのファイル形式を見て「自分でできる」と思えた方は、外注せずに自分で変換作業を進めてもよいでしょう。
逆に、ファイル形式と言われても、なんのことだかわからないという方は、自分で調べるよりも依頼してしまった方が早いです。
DOC/COCX なら自分でなんとかできるかも…
自分でできそうなことは、一度挑戦してみると意外とできたりもするよ
データ変換そのものはかんたんにできますが、書籍として読みやすいフォントを設定したり、レイアウトを整えたりするには技術が必要です。
ココナラなどを使えば数千円でプロレベルに仕上げてもらえるので、費用対効果を考えると外注はかなりおすすめできます。
せっかく書き上げた原稿を魅力的に見せるために、データ変換だけちゃちゃっと外注してしまってもよいかもしれません。
【外注おすすめ度:★☆☆☆☆】KDP登録
相場感:5,000円〜
KDP登録とは、原稿や表紙がすべて揃った状態で、Amazonに書籍の情報を登録する作業のことです。
「Kindle ダイレクト・パブリッシング」というサービス名の頭文字をとって、KDPと呼ばれています。
おすすめ度が星ひとつって少ないね
かんたんな作業だし、デメリットもあるから外注の優先度は低いよ!
KDP登録にはAmazonのアカウントを使用します。つまり代行業者にAmazonのアカウントを教える場合があります。
もしくは、出版代行業者のAmazonアカウントから書籍を出版して、印税だけがあなたに振り込まれるというシステムもあるようです。
Amazonのアカウントを人に教えるのも怖いし、自分の本が人のアカウントで出版されるのもイヤだなぁ…
よっぽどパソコン操作が苦手じゃない限り、自分で作業する方がいいと思うよ!
KDP用に新しくアカウントを登録するにしても、代行業者から出版するにしても、リスクは避けられません。
僕もKDP登録の依頼を受けていますが、セキュリティ面の話は必ずして、お客様にとって一番いい方法を考えるようにしています!
外注で解決できる問題ですが、ネット検索や経験者のアドバイスなどを活用して、自分で作業することをおすすめします。
Kindle出版の業者は使うべき?
Kindle出版の費用を調べていると、出版代行業者の情報もたくさん出てきます。
業者があるってことは、自分で出版するのはやっぱり難しいってこと?
技術的に見れば出版そのものは難しくないよ。でもテクニックやノウハウはやっぱりあるんだ
Kindle出版のプロセス自体はかんたんです。
Google検索で見つかる情報を実行するだけで、出版自体はできてしまいます。
とはいえ、人の興味を引く表紙を作れるか、読者とさらに友好な関係を築くにはどうしたらいいかなどは、また別の知識や技術が必要です。
つまり、費用を抑えたいなら自費出版がよく、Kindle出版をビジネスに役立てたいなら出版代行サービスも視野に入ると考えてよいでしょう。
あとは、出版したい気持ちはあるまま月日が経過しているなら、プロの手を借りてもいいかもね
ギクッ! 実は準備開始から半年経ってるんだよね…、ちゃんと進めなきゃ……。
【まとめ】Kindle出版は費用0円でできる!
最初から最後まで自分で作業するなら、Kindle出版に費用は発生しません。
僕も1冊目は 0円で出版しました!
経験として出版したい方は、すべて自身で作業を進めてしまっても良いでしょう。
ひるがえって、Kindle書籍をビジネスに活かしたい、より多くの方に本を届けたいという方は、必要なポイントを外注するとより良い本が完成するでしょう。
あなたご自身が目指す完成形に向けて、上手に外注を活用してみてください。
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