とってもいい記事が書けた!最後まで読んでもらいたいな
伝えたいことをうまく文章にできた記事は、たくさんの人に読んでもらいたいですよね。
その気持ち、とてもよくわかります。
しかしWebサイトの読者は残酷なもので、3秒で気を引かなければすぐに別のサイトに移動してしまうといわれています。
リード文を魅力的にしないと、せっかくの記事が読んでもらえないかもしれません。
そこで今回は、フリーランスライターのチキンが、読者の興味を引くリード文のレシピをお伝えします。
- サクッと解説「リード文とは」
- 魅力的なリード文のレシピ
- リード文で重要な7つの要素
本記事で紹介するレシピの通りに書けば、プロと同じレベルのリード文が完成します。
あなたの記事が、より多くの読者に読まれるため、ぜひ最後までご覧ください。
サクッと解説「リード文とは」
まずはリード文とはなにか、サクッと確認しておきましょう。
リード文とは、Web記事の冒頭文、書き出しの部分を指します。
Webページに訪問した読者が、最初に目を通す確率が高い部分でもあります。
とくにGoogle検索からサイトへ辿り着いた読者は、自分の知りたい情報が載っていそうか、リード文や目次で判断するケースが多いです。
そのため「このページには知りたい情報がありそうだ」と読者の期待値を高める必要があります。
読者に「読まなきゃ」と思ってもらうための仕掛け、それがリード文の重要な役割です。
魅力的なリード文のレシピ
さっそく、魅力的なリード文を作るレシピを確認していきましょう。
読者を惹きつけるリード文は、次の7つの要素を集めて並べるだけで完成します。
- 読者の悩みをそのまま書く
- 「わかります」と寄り添う
- 解決策があると伝える
- 知らないままでは損をしていると伝える
- 誰が何について書いたか概要を伝える
- この記事を読むと得すると伝える
- 「読んで悩みを解決してね」と伝える
本記事のリード文も、レシピのとおり作成しました。
レシピの7要素を盛り込めば、読み手を惹きつける力はグッと上がります。
一度見ただけで身に付くものではありませんので、はじめのうちは本記事をブックマークするなどして、繰り返しレシピ通りのリード文を書いてみることをおすすめします。
リード文で大切にしたい7つの要素の役割
テンプレートで紹介したリード文7つの要素には、それぞれ役割があります。
ここからは、もう少し踏み込んだ理由まで知りたい方のために、役割の詳細まで解説しています。
よりよいリード文を書きたい方は、ぜひご覧ください。
1:読者の悩みをそのまま書く
読者の悩みをそのまま書くパートの役割は、記事の自分ごと化です。
「これは私の悩みと同じだ」「私と同じ願いだ!」と読者に感じてもらえるよう、リアルな声を書きましょう。
読者は、記事を開いて3秒で「読み進めるかどうか」を判断しています。
私の知りたいことが書いているかもしれないと読者に期待してもらうには、冒頭一文目で心境を言い当てなければいけません。
たとえば「薄毛治療のデメリット」という記事を書くなら「薄毛治療をするまえにデメリットを理解しておきたい!」という願望が考えられます。
記事を読む人の悩み、記事で解決できる悩みをビシッと言い当てましょう。
一発目に書いた悩みが検討外れなら、逆に読者が離れていっちゃうんじゃない?
その通りだよ。だからこそ、誰のどんな悩みを解決する記事なのか、冒頭から最後まで一貫しておく必要があるんだ
すべての悩みをイチゲキで解決する記事は、存在しません。
Web記事は1記事1メッセージが基本で、1つの記事で解決できる悩みは多くて3つ程度でしょう。
悩みを絞り込みすぎるのもよくありませんが、間口を広げすぎても読者は興味を持ってくれません。
あなたの書いた記事で誰のどんな悩みが解決するのか、しっかり定義されていれば、冒頭から読者を引き込めるようになります。
2:「わかります」と寄り添う
一文目で悩みを言い当てたら、二文目は寄り添うような共感の言葉を選びましょう。
いきなり解決策を伝えると、なんだか上から目線の文章に思えるからです。
例として、ダイエット方法について2つのリード文を用意してみました。
寄り添いの言葉でワンクッションおいた後者の方が、続きを読み進めたくなりませんか?
解決策を伝える前に、共感してうなずくような一文が入るとマイルドになります。
寄り添いパートの注意点は、読者の状況を決めつけないことです。
たとえば「ダイエットってなかなか続かないですよね」という一文は、寄り添っているようですが、読者がダイエットを続けられないと決めつけてしまっています。
これでは、現在ダイエットをがんばっている人が遠ざかってしまうでしょう。
僕自身、専門知識を解説する記事で「難しくてわからないですよね」と読者の理解レベルを決めつけてしまったことがありました。
状況を決めつけるのではなく「困りますよね」「どうにかしたいですよね」と感情に寄り添うほうが角が立たないのでおすすめ。
上から目線にならない共感の文章に、ぜひトライしてみてください。
3:解決策があると伝える
悩みを言い当てて、共感をした後は「その悩み、解決しますよ」と伝えてあげましょう。
加えて、もしも一言で伝えられる結論があるなら、もったいぶらずに伝えてしまうことをおすすめします。
たとえば「一般人でもAmazonに出品できるのか?」という記事を書いているなら「できます」と答えてしまうということ。
結論を教えたら、読者は記事を読み進めてくれないんじゃない?
人間は、結論を知った後すぐに次の疑問が浮かぶもの。だから結論を知った方が次の文を読んでくれるんだよ
リード文で結論を伝えたとしても、読者の悩みがすべて解決しているわけではありません。
さきほどの例で「Amazonは一般人でも出品できる」と知った読者は「どうやって?」「出品料はいくら?」「手数料は?」など、次々と疑問が出ています。
解決策は早めに伝え、いち早く読者の心を掴んでしまいましょう。
4:知らないままでは損をしていると伝える
記事を最後まで読んでもらうためには、記事を読んでいない人は損をしていると伝えるほうがよいです。
あんた◯ぬわよ!とか言えばいいの?
そこまで強烈じゃなくていいけれど「もったいない」ってことは伝えたいかな
専門知識をもつ書き手からしてみれば、情報を知らないまま過ごしている人に「もったいない」と言いたくなるポイントがあるはずです。
英語の講師から見れば、英語を話せない人は「もったいない」でしょうし、整体師から見れば、体を酷使している人は「もったいない」のではないでしょうか?
変に不安を煽る必要はなく、知らないままだと損するよと、未来をチラ見せする程度でOKです。
人は損をしたくない生き物、具体的な損失があると知れば、知識を得て回避しようと続きを読んでくれる確率がアップします。
5:誰が何について書いたか概要を伝える
だれでも情報発信できるようになった現在、何を伝えるかよりもだれが伝えるのかの方が重要視されています。
たとえば「プリンタ 異音」で検索した時、次の2つのうちどちらを信用するでしょうか。
どちらもノズル洗浄の可能性を知らせているのは同じですが、印刷業者が言う方が説得力がありますよね。
あなたが何者なのかを伝え、その上でどんな情報をまとめたのか、概要を伝えましょう。
6:この記事を読むと得すると伝える
記事を読むとどうなるのか、得するポイントを伝えましょう。
日記やポエムではなく、実用的な情報を伝える記事なら、読む前と後で読者の考えや行動が変わるはずです。
ダイエットのやり方を解説する記事なら「記事を読みながら取り組める」だとか「寝る前の10分がダイエットの時間になる」など、変化を具体的に書き出します。
この記事の読むと得するポイントはなんなのさ?
レシピ通りに書けば、プロと同じリード文が書けることだね
人は嬉しい未来かヤバい現実どちらかを目の当たりにしたときに動き出します。
記事を全部読んだ後の未来を、ここで一足先にお伝えしましょう。
7:「読んで悩みを解決してね」と伝える
リード文の最後は「ぜひ最後までご覧ください」と書きましょう。
書き手としては、最初から最後まで、すべて読者のために情報を集めているので、最後まで読んでもらったほうが読者のためですよね。
ネット上の記事のなかには「参考にしてはいかがでしょうか」といったリード文もあります。
好みの問題もあるので、そうした控えめな表現が好きな方もいらっしゃるでしょう。
しかし、優柔不断な読者に対してハッキリ言い切るのも、書き手として必要なスキルのひとつです。
あなたの悩みの解決方法は、ここにまとめて書いたから、ぜひ最後まで読んでね!と言い切る方が気持ちいいですし、読者も読みはじめてくれます。
ぜひ最後までご覧くださいって書けばいいの?
それでもいいけれど、◯◯を解決し△△にするために、ぜひ最後までご覧ください!とかがベターかな!
読んだ後、悩みが解決する姿を描いたうえで、ぜひ最後までご覧くださいと続けるとよいでしょう。
【まとめ】リード文を磨き上げて、記事を最後まで読んでもらおう!
「リード文が変わるだけで読まれるようになる記事もある」そう断言できるほど、リード文は重要です。
しかもちょっとしたコツで見事に改善するのですから、記事の品質をあげるにはリード文の改善から取り掛かるべきでしょう。
本記事では、リード文のレシピと7つの要素を解説しました。
- 読者の悩みをそのまま書く
- 「わかります」と寄り添う
- 解決策があると伝える
- 知らないままでは損をしていると伝える
- 誰が何について書いたか概要を伝える
- この記事を読むと得すると伝える
- 「読んで悩みを解決してね」と伝える
レシピのコピーはお済みでしょうか? 僕としては記事のブックマークをおすすめします。
魅力的なリード文が書けたら、ぜひ教えてください!
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