せっかく本を出すなら、縁起の良い日に出版したいな
それなら、予約注文のシステムを使うといいよ!
Kindleで電子書籍の出版日を指定した場合、予約注文システムで実現できます。
しかし予約注文のやり方を知らずに出版作業を進めると、予想外の日に出版してしまったり、ペナルティを受けてしまうかもしれません。
そこで本記事では、ゴーストライターが次の情報をまとめました。
- そもそも予約注文システムとは?
- 出版日を指定するつのステップ
- 予約注文を受ける3つのメリット
- 予約注文を受ける5つの注意点
本記事を読めば、出版予定日を指定できるだけでなく、プロモーションにも活用できるようになります。
電子書籍の出版を成功させたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
Kindle本の予約注文システムとは?
Kindle本の予約注文システムとは、新たに発行する本の発売日を指定できる仕組みです。
発売日は4日後〜1年後まで指定でき、当日になれば自動的に出版されます。
予約注文システムを活用すれば、本の出版に向けてのプロモーション活動に専念できるでしょう。
出版日にこだわりたい方や、プロモーションに力を入れたい方におすすめのシステムです。
Kindleの出版日を予約する4ステップ
ここでは、Kindle本の予約注文システムの設定方法を解説します。
操作はかんたんで、次の4ステップだけです。
- KDPで「Kindle本の詳細」を開く
- 「本の販売オプション」を設定する
- カレンダーで出版予定日を指定する
- 「保存して続行」をクリックして完了
以下にて、画像付きで解説しています。操作をしながらご覧いただけます。
- ステップ1KDPで「Kindle本の詳細」を開く
- ステップ2本の販売オプションの設定
「Kindle本を予約注文に設定します。」を選択
次に、カレンダーのマークをクリック - ステップ3カレンダーで出版予定日を指定
- ステップ4「保存して続行」をクリックして完了
Kindle出版で予約注文を受ける3つのメリット
書籍の販売日を、わざと数日後に設定するメリットを解説します。
ビジネス的に考えれば、次の3つの点で有利です。
- 出版日を宣言できる
- 出版に向けたイベントを組みやすい
- 予約注文の販売状況を宣伝できる
それぞれかんたんに、補足します。
1. 出版日を宣言できる
「◯月△日に書籍を出版します!」と宣言するなら、予約注文が一番確実な方法です。
予約注文ではない通常のKindle出版では、審査の影響で出版日が変わる可能性があります。
通常の出版手続きをして「amazonの審査待ちです!」と宣言してもいいんじゃない?
amazon の審査は最大72時間かかるから、3日くらい出版日がズレる可能性もあるんだ!
amazonの最終審査は10時間程度で終わるケースがほとんどですが、公式の説明では、最大72時間かかる場合があるようです。
可能性がある以上、最大3日のズレ幅が出てしまいます。
そのてん予約注文システムなら、予定日に自動的に出版されるのがメリットです。
2. 出版に向けたイベントを組みやすい
出版日が決まっていて、予約注文が開始されているなら、出版イベントも組みやすくなります。
次の3つのようなイベントを、出版の告知につなげておこなうとよいでしょう。
- SNSのプレゼント企画
- プレスリリースの配信
- ライブ配信でトークイベントを開催
本の出版に気づいていない人に向けてイベントを組めば、多くの人に知ってもらい、購入される機会が増えます。
予約注文の段階では出版作業は終了しているため、イベントに集中できるのは大きなメリットです。
3. 予約注文の販売状況を宣伝できる
出版を盛り上げるなら、予約注文の販売状況を宣伝するのもおすすめです。
人気がある商品はさらに売れますし、人気がある事実は伝えないと知ってもらえないからです。
有名な著者さんが「発売日前に重版が決定しました!」と報告している感じをまねするの?
そうだね!Kindleに重版は無いから「ランキングの順位がつきました」とかでもいいかもね。
あなたの本が注目されていると発信し、まだ興味がない人まで情報を届けましょう。
予約注文をひとつの話題にできるのは、システムを活用するメリットのひとつです。
Kindle出版を予約注文にする5つの注意点
Kindleの予約出版には、デメリットとまではいかない注意点があります。
とくに気をつけたいのは、次の5つです。
- 発売3日前までに手続きを完了しないといけない
- 審査に落ちるケースもある
- 予約をキャンセルすると1年間予約機能を使えなくなる
- 出版の時間はお昼の12時と決まっている
- 予約注文はランキングに反映される
それぞれ詳しく解説します。
1. 発売3日前までに手続きを完了しないといけない
Kindle本予約注文システムには、提出期限があります。
発売予定日の72時間前、つまり3日前までに原稿をアップロードしなければいけません。
たとえば、ある月の4日に発売したいなら、1日までが提出期限となります。
また提出期限をすぎると、本の内容を変更できなくなる点にも注意が必要です。
提出期限を過ぎた後に、本の内容を変更したくなったらどうするの?
本の発売を待って、発売後にデータを再度アップロードするしかないね。
余裕を持って原稿を仕上げておきましょう。
2. 審査に落ちるケースもある
予約注文の提出が完了した後の審査は、落ちるケースがあります。
提出期限ギリギリで進めた場合、審査に落ちれば予約が間に合わない可能性もあるため、注意しましょう。
審査に落ちる原因ってなに?
他者の権利を侵害するような違法コンテンツはもちろん、自身のブログをコピペした本も審査に落選しがちだよ!
KDPヘルプ:コンテンツガイドラインより
Amazon は一書店として、本をお届けする重要な役割を担っており、その中には、不快と感じられるような本も含まれています。Amazon では、読者からのフィードバックを考慮し、問題を調査して、ストアで販売するコンテンツのタイプを慎重に検討し、その方法を定期的に審査しています。Amazon は、コンテンツの提供する読書体験が適切なものであるかどうかを判断し、必要に応じてコンテンツを販売停止とする権利を留保します。
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200672390
読者のためにオリジナルで書かれた文章なら、ほとんどの場合、審査に通過できます。
とはいえ、予約注文の際は余裕を持って審査にかけたほうがぶなんでしょう。
3. 予約をキャンセルすると1年間予約機能を使えなくなる
一度確定した予約出版をキャンセルすると、ペナルティとして1年間は予約注文システムが使えなくなります。
また、提出期限までに必要な情報が揃っていないと、自動的に予約キャンセル扱いになる点にも注意が必要です。
4. 出版の時間はお昼の12時と決まっている
Kindle本の予約注文システムでは、配信日は指定できても時間は指定できません。
予約注文システムで発売された本は、選択したマーケットプレイス現地時間の12時(正午)です。
出版当日の朝「まだ買えません」と問い合わせがきたとき、慌てないよう、時間も伝えておく方がよいでしょう。
amazonに相談して、朝に出版してもらうとかはできないの?
一度ヘルプデスクに問い合わせたことがあるけれど「時間は12時と決まっている」と回答されたよ。諦めて12時を待とう。
出版予定日当日にライブ配信などのイベントを組む際は、開催時間に注意しましょう。
5. 予約注文はランキングに反映される
amazonランキングへの反映は、予約注文からすでに集計されています。
プロモーションに集中し過ぎて、ランクインに気付くのが遅れないようにご注意ください。
まだだれも読んでいないのに、ランキングで順位がつくなんて、なんだか変だね。
でもそのおかげで「出版前にランキング◯位になりました!」と話題がつくれるよ!
amazonの仕組みを、最大限プロモーションに活かしましょう。
【まとめ】Kindleの予約注文を使って、プロモーションに集中しよう!
Kindleの通常出版では、amazonの審査の影響で、出版する日付をコントロールできません。
予約注文システムを使えば、縁起のいい日や、なにかの記念日など、希望の日付を指定して出版できます。
出版予定日をあえて先に設定する最大のメリットは、販促プロモーションに集中できることでしょう。
電子書籍とはいえ、書籍の発売はファンに喜ばれるイベントとなります。
予約出版で出版予定日を自動化して、あとは最大限に出版を盛り上げることをおすすめします。
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